骨折から治療・施術まで


骨折から治療・施術まで

骨折とは

身体のどの部分においても骨が壊れる事が骨折となります。骨の一部が欠けたりへこんだ時も、ひびが入った時も、折れた時も骨折となります。
骨折した時に、皮膚から骨折部分が露出した骨折を開放骨折と言います。
骨折した部分が粉砕した骨折は粉砕骨折と言います。一昔前は複雑骨折と言う事もありましたが、現在では粉砕骨折と言います。
ひびなどのようにズレの無い骨折は不全骨折と言います。

骨の折れ方による名称もあります。

横骨折棒を折ように真直ぐ折れた骨折
斜骨折斜めに折れた骨折
螺旋骨折ねじったように折れた骨折
亀裂骨折ひびが入った状態でつながっている骨折
陥没骨折へこんだ骨折
圧迫骨折押しつぶされた骨折
剥離骨折骨の一部分がはがれた骨折
粉砕骨折くだけた骨折
単純骨折骨だけが折れた骨折
複雑骨折骨が折れた事により骨以外の組織にも損傷を負った骨折
開放骨折複雑骨折のうち、皮膚から骨が露出した骨折
完全骨折骨が折れて完全に切断された骨折
不完全骨折亀裂骨折よりも折れ方がひどい骨折
疲労骨折連続的に負荷がかかった事による骨折
病的骨折病気によって骨が弱くなり、小さな不可で起こった骨折
脱臼骨折脱臼した時同時に起こった骨折

骨折した時の応急処置(病院での治療前)

骨折したことにより解放骨折などのように出血している場合は、骨折の処置よりも先に止血処理を行います。
出血するほどの骨折なので、救急車の手配を行います。
救急車が到着するまでに出血が止まったら、悪化しないよう患部を動かさないもしくは固定します。
これらの処置をPRICES処置と言い、

P: 保護(Protect)けが人を安全な場所へ移動させて保護をする。
R: 安静(Rest)出来るだけ骨折した部分を動かさないように楽な姿勢を取らせて安静にさせる。
I: 冷却(Ice)可能であれば、氷などで骨折した部分を冷やし、冷却により血管を収縮させ内出血や痛みを和らげる効果があるので出来るだけ早く断続的に行う。
C: 圧迫(Compression)冷却と同様に出来るだけ早く行います。過度な圧迫はせずに適度に継続的に圧迫する。
E: 挙上(Elevation)骨折した部分を心臓より高い所に保ちます。心臓より高くする事で患部の血圧を下げ内出血などを和らげられる効果がある。
S: 安定/固定(stabilization/Support)腫れ、痛み、内出血などの抑制させる為に骨折した部分を固定して安定させます。

また、痛みを抑える効果もあるので、骨折後に動揺したりパニック状態になっている患者に対しても有効となります。

病院での治療

まずは、病院へ行き診察及び治療を受けてください。
診察方法や治療方法は骨折の度合いや病院により変わってきます。担当医師の指示に従って診察及び治療を受けてください。
必要に応じ、入院や通院が必要となります。
整骨院での施術を行うには、医師の同意(同意書)が必要となります。勝手に判断し施術をすると悪化させてしまう場合があります。
病院ではレントゲンを使用したりして内側から診て治療を行い、整骨院では手技療法により外側から施術を行います。
必ず医師の同意を得た上で整骨院で施術を受けてください。同意は必ずしも同意書である必要性はございません。整骨院から診察・治療を行った医師へ直接連絡し確認する事でも大丈夫です。これは柔道整復師法でも定められている施術の制限となるので、この理由からも医師の同意は必要となります。

整骨院での施術

骨折した部分の骨の位置を元に戻す施術を整復と言います。それもあり整骨院の先生を柔道整復師と言い、整骨院の一番の得意分野の一つとなります。
整復した後、骨折した部位をギプスなどで固める施術を固定と言います。そのままですね。
整骨院では主にリハビリを行います。
その理由は、ちゃんとしたリハビリをしないと後遺症が残る可能性が高まるからです。
痛みが残ったり、必要ではあるものの安静にしていると筋力が減ったりする事で元の状態に戻らない可能性が高くなってしまいます。
骨折をしたことにより、患部だけではなく身体のいたるところに影響を及ぼしてしまう事があります。
それを柔道整復師が、骨の位置、関節の状態、腱や筋の状態を診て施術します。
関節の可動域が狭くなったりする事もあるので、やはり整骨院でのリハビリは必須と言っても過言ではございません。

仕事中や通勤途中での骨折

仕事中や通勤途中で骨折してしまった時は、業務災害として労災保険が適用されます。(労災指定の整骨院)
労災保険が適用された場合の治療費は保険で全額カバーされるので、原則当事者の負担はゼロとなります。
必ず領収書を発行してもらってください。

交通事故での骨折

交通事故で骨折した時は、自賠責保険や運転者の任意保険が適用されます。
その交通事故の原因に、骨折をしてしまった被害者側にも原因がある場合は、被害者側の負担が発生する場合があります。
必ず領収書を発行してもらってください。
交通事故の場合は、後から症状が出た場合に事故との因果関係を証明しにくくなるため、少しでもおかしいと感じたら出来るだけ早く病院や整骨院へ行ってください。むちうちなどの後遺症にも保険が適用されますので、完治するまでは事故が原因と断定できるよう病院や整骨院へ通いましょう。

早く治す

最近では低出力超音波パルス療法など、骨折が早く治る事が証明されてきています。
これはどこでも受けられる療法ではないのですが、効果は実証されています。
また、それではなくても、整骨院で定期的に施術を受ける事で確実に治りは早くなり、元の生活へ戻る事が出来る可能性が高くなります。
痛くないからなどとリハビリを怠ると後々困ったことになりかねません。整骨院の柔道整復師や病院の医師にシッカリと施術・治療をしてもらいましょう。
整骨院では、治療での安静などにより弱ったり固まった筋肉を元に戻してくれます。
リハビリは必ずシッカリと行いましょう。
とにかくは、日ごろから事故に遭わないように、事故を起こさないように気を付ける事が第一です。

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